近況報告

わっ、もう2月だ。と思っていたら、すでに半分がすぎた。
逃げる2月。追いかけるボク。きっと、逃げられる。ことを信じて。
「生きてる?」という問い合わせがチラホラ。なんとか、頑張ってます。でも、桃色……じゃなくて、青息吐息。
本、雑誌、新聞など、またメールや手紙をいただきましたが、十分に対応ができておりません。本当に、ごめんなさい。ボクの許容量を超えています。この場を借りまして、ごめんなさい。毎回、言ってるようですが、これ、コピペではありません。
去年の秋からバタバタドタドタ走り回っています。そして、年末からはけっこうデスクの前にも。で、背中は痛いは、肩は上がらないは、脳ミソはふやけてくるは……。

先週、土曜日に3月中に出る、ノンフィクション、単行本、文庫の3社からの宅急便がドサッ。ああっ。
チョット、くらくらした。ホント。

1つは最終ゲラ。これは初めてのノンフィクションの単行本。
『福島第二原発の奇跡』(PHP)
昨年夏から取材を進めていました。
3・11に間にあわせたい。で、ボクのイメージとはかなり違うモノになったけど、まあいいか。残す価値のあるものだ。あのとき、福島第一から少しだけ離れた場所、福島第二で何があったのか。
「冷静に考えることができるようになったが、思い出みたいになって主観的でなくなってる」
話を聞いた1人の方の言葉が印象的。
もう5年なんだ。
何年か経ったら、もう一度書こう。今度はボクのイメージ通りなもの。データはそろってる。タブン。

次は、『交錯捜査 —沖縄コンフィデンシャル—』(集英社文庫)
これも2年ほど前から沖縄取材を進めていました。
沖縄を語るには、現状と共に歴史を考えなければダメ。どっちかに、偏りすぎている人たちが……。とてもきれいで……。いつか……。
ボクが書いているのは、警察モノだけど。
3人の若い刑事たち。ガンバッテ。
あまり難しくなく、チョコッと歴史と現実を入れながら、根っこにある「闇」と言うか、特殊な「利権」構造に迫れたら。
沖縄の「軍用地」と、福島の「土地」は、同じになるよ。キット。
分かるかな。ドロドロ。こういうことを言うと……。やめとこ、ボクは意気地がないし。第2部ももうすぐ始まるし。
オキナワ、大好き。4月に行きます。

そして、新境地を探る。
『浮遊』(河出書房新社)。
これは色紙が十数枚。書店さんが置いてくれる。100枚でも、1000枚でも書くのにね。
「人間の本質」人の人たる所以に迫ります。人間から、腕と足を取り、胴体を取り……。内臓をとり……。どこが、その人の精神(こころ)なのか。
昔の生贄は心臓だったし……。主人公は……。やめとこ、コワッ。
そんなに、難しい話でもないか。ボクが書いてるんだもの。
 
さて、3冊とも、装丁も帯も来てるんだけど、発表はまだダメだって。
でも、いくら読者層が違うと言っても、ひと月、3冊はね。反省の反省。反省の百乗。結果を出さなきゃ。行商に回ります。
アマゾンに出次第、プチッ。あっ、本屋さんでも予約を。
よろしくお願いします。

ところで19日、大阪でお話します。
「本当の震災対策。福島原発の現状」。
政府、地元自治体はデタラメだらけ。廃炉はこれから——。
真に重要なことは……。
「ここだけの話」ふだん、マスコミには出ないお話をメインにします。