お友達の荻野アンナさんの新刊です。
<内容>
7年前に彼を癌で亡くし、父を見送った私の腸に、癌が見つかった。これで私はようやく休める、私は腹の中に「楽園」を抱え込んでいるのだ。
告知を平然と受け止めた私は、ともに暮らす要介護4の母との入院を心に決めた。
祖母、母、私――。
”一卵性母子”が伝統の一家で、母と私の闘病が始まる。頑固で我がまま、愛の重い母と、私のいうことをきかない身体。
一筋縄ではゆかない母娘の、愛と涙の闘病記。
出版社: 文藝春秋 (2017/10/5)