現在東京。今日で4日目です。日付の変わる前には、神戸です。
例年なら梅雨の最中なのに、夏真っ盛り。ギンギラギン。
梅雨前線に南から湿った空気が——。で、数十年に一度の豪雨。
驚いたことに、亡くなった方が200人に迫ろうとしている。
こういう時になんだけど——、土砂災害で亡くなった方、堤防決壊の洪水で亡くなった方、そしてその他の……は、しっかり分けて記録、報道しておいた方がいい。
犠牲になった方の最大の供養は、今後、同じような災害被害を繰り返さないこと。これって、今後の災害対策ですごく必要なことだ。
土石流による被害は、『ハリケーン』(幻冬舎)で書いた。
ハリケーン
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中国地方の真砂土の分布と、谷あいに作られた町。ヤバいことは分かっていた。
洪水被害は、『東京大洪水』(集英社文庫)で書いている。
東京大洪水
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堤防決壊の恐ろしさと、早期避難の重要性。
もし、東京、大阪、名古屋の大都市で起こったら——。
今後、災害復旧が重要になる。大事なことは、「法律の改定」と「個人の腹のくくり方」。
後者は日本には馴染まない、キツイ言い方だけど、必要なことだ。そうでなければ、前に進まないし、進んでも遅々たる歩み。
災害で一番の被害者は、亡くなった人。次は身体に後遺症の残るケガをした方。
家族を亡くした方、親戚、知人を亡くした方……は、悲しみを乗り越え、生きていることに感謝して、生き抜くしか仕方がない。
非難を覚悟で言えば、「人は裸で生まれ、裸で死んでいく」。これさえ、腹に叩き込んでいれば、そんなに落ち込むこともない。
「覚悟の時代」。今後、日本で生きていくには、必要なことだ。
次の大災害が待っている。