4月30日。
「平成」最後の日。雨が降って、やんだ。
何か起こるかと思ったけど、何も起こらない。まあ、こういうものだろうね。
時の流れは連続している。急に何かが起こる訳じゃない。特異点と言うものはあるけれど。劇的な不連続は……。何度か経験した。
戦争のなかった時代と言うけれど、日本にとって、世界にとっても、「平成」30年の流れはかなり厳しかった。
世界で戦争は起こったし、起こってる。テロは続いている。格差世界は定着しつつある。
地球温暖化はますます進み、環境変化とともに自然災害の大型化、多様化を誘発している。
30年前。「平成」の始まりは、ボクがアメリカから帰って、数年たった時だった。
あの頃、アメリカには日本製品が溢れていた。車、テレビ、カメラ……。でも今は。
日本や世界の上位企業はガラリと変わっている。アップル、グーグル、マイクロソフト。アマゾンなんてなかったと思う。
30年後。日本の製造大手は軒並み業績不振。これから、どうなるのか。何か、先進的な製品を生み出さなきゃ、生き残れない。ウォークマン、デジタルカメラ、テレビ。
とりわけ、通信機器が大きく変わった。スマホの出現。
『命の遺伝子』を書いたときは、ES細胞だった。でも、iPS細胞が主流になった。
その合間にSTAP細胞が入ったけれど。アレ、衝撃的だった。生命の不思議を感じたんだけど。いずれまた、新しい方法が出てくると思う。
阪神・淡路大災害、東日本大震災。『M8』『TSUNAMI』『東京大洪水』自然災害の時代。そして、まだまだ大きなのが続く。
福島原発事故で、自然エネルギーが主流になった。でも、早急な変換は多くのトラブルを生み出す。もっと未来を見据える時間が必要。
日本の少子高齢化は止めようがない。日本の形を変えれば、色んな事が解決されると思うけど、その傾向はあまりない。『首都崩壊』。東京一極集中の解消で、多くのことが緩和される。いずれは、道州制に移行することは避けられない。
大阪都構想がそのトリガーになればいいんだけどね。
「ブラックホール」も、あんなのホントウにあるんだって感じ。物質も光も閉じ込める世界。
『脳人間の告白』は、閉じ込められた「心・精神」。完全に別の世界だとも言い切れない。無限の闇と、永遠の時間。ワッ、と叫びたくなる。
いずれにしても、「平成」は終わる。次の元号の時代がいい時代でありますように。
チーン。