近況報告(高嶋哲夫)
2月15日
2月は逃げる。
一所懸命追いかけてはいるんだけど、常に「時」は、10歩先くらいをトコトコトコ。
追いかけても、追いかけても逃げていく。
『紅い砂』。やっと一区切りついた。これ、2年がかりだ。いや、もっとか。
2018年、中米からメキシコ国境に逃げてきた難民たちの「キャラバン」が問題になってから、ずっと書きたいと思っていた。
舞台はアメリカと中米の国コルドバ。全員アメリカ人。日本じゃなかなか難しい。編集さん、アリガト。
4月刊です。装丁、メチャメチャカッコいい。まだ見せちゃダメって言われてる。
日米同時発売をやりたかったんだけど。
アメリカ、春シーズンに間に合わなくて、秋シーズン。
でもそれまでに書評の依頼や、メディアへの対応があるらしい。
ボクらもクラウドファンディングに向けての作業が始まる。いや、もう始めている。
皆様、ご協力ください。
https://the-wall.jimdosite.com/日本語/
実はこれ、もう40年以上前にさかのぼる。
大学卒業後、就職までにアメリカ大陸を横断した。そのとき寄ったエルパソ。西部劇によく出る町だ。
リオグランデ川の対岸はメキシコ。若いメキシコ人が所在なくアメリカを見ていた。
このときのテーマが、『紅い砂』。
「新型コロナウイルス」おそらく、日本は泥沼状態になる。
二次、三次感染が始まってるんだもの。ほんと、政府のやることトロい。言ってることも。
世界も非常に対応が悪かった。特にWHOはもっとすべてにおいて迅速に、正確に動くべきだった。
命名についても、「COVID-19」ロケットじゃあるまいし。
WHOは中国に忖度してると言われても当然。
未来への教訓の意味を込めても「武漢-19」にすべきだった。
偏見や風評被害は、「人の心の弱さと無知」に由来する。
教訓として人類の心に刻むことこそ、亡くなった方への追悼。
で「パンデミック」に備えよう。
『首都感染』
https://www.amazon.co.jp/dp/4062777045/
さて、明後日、月曜日から木曜日まで沖縄。
「産学官交流サロン」でお話。ぜひ、お時間のあるお方は。ただし場所は沖縄です。
「一人の作家から見た、沖縄の魅力と未来。そして問題」
〜来週2020/2/18に沖縄で講演を行います〜(フェイスブックページ)
神戸に帰って翌日、金曜日から、東京。そして……。そこそこにしんどい。