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日記

10/28(月)

「神戸測候所」

星が見えない。冷たい空気と風。夏は去った。そう言えば、深夜には雨の音が聞こえてた。

昨日は――何をしたのかね。何をするかを考えてたんだ。かなり疲れてたし。それと宅急便待ち。東京行きで、溜まってた。出版社と友人から。どちらも有り難うございます。

『チェーン・ディザスターズ』の見本。これは十一月五日刊。だから、内緒。でも、アマゾンでは予約受付中。『家族』とは対極に近い本です。個人と国家。でも、ある友人が『家族』の書評として書いてくれたように、根っこは同じ。日本の抱える大問題に帰属する。この辺り、政治家も知識人もほぼ分かっていない。いや、分かってても言わないのか。いや、やっぱり分かってないんだ。大局を見ることができないんだろうね。局所療法でお茶を濁し、国民も……。どうしようもない所に来て、慌てるんだろうね。

今度の選挙も「東日本大震災」の再来がなければいいんだけどね。「ありっこないよ」と言えばおしまいなんだけどね。あれば想定外で済まされる。「ド素人」の集まりでアタフタするだけで終わりませんように。チーン。

ボクの知り合いの政治家さん、大体通ったけど落ちた人もいる。二桁当選の人もね。

『衆愚の果て』『決戦は日曜日』そして、『チェーン・ディザスターズ』も政治小説です。最後のは、災害小説でもあります。ショックドクトリン。

今日は夕方からお客さん。それまでに、今年の方針を決めておかなきゃ。あと一冊は書きたい。残された時間は……。