12/2(月)
「神戸測候所」
低いエアコンの響き。もちろん、煖房。ポカポカポカ。街の明かりがキレイ。静かな冬の夜明け前。暁闇の時。大昔、まだ原研の研究員だったころ、年取ったら『暁闇の時』というドキュメントを書こうと思っていた。核融合の黎明期。科学者、技術者の間に、色んな葛藤があった。でも、現在はどうなっているんだろ。言葉だけが突っ走っている状況。
昨日は――朝は講演の準備。十時すぎに家を出て、お風呂に入り、東加古川へ。待ち合わせた編集さん、すでに来ていた。アリガトウ。「いなみ野学園」について聞きながら学校へ。
「兵庫県いなみ野学園は、高齢者の生涯学習の一環として高齢者に体系的な学習機会を提供するため、兵庫県が昭和44年に全国に先駆けて開設した高齢者大学です。現在、4年制の高齢者大学講座及び2年制の大学院を開設し、豊かな自然環境の中で約1,000名の学生が熱心に学習しています。〈いなみ野〉という名称は、いなみ野学園の所在する播州平野の一部を指す呼び名で、古く万葉集にも歌われています。」かなり興味をひく学校です。何とかもっと「発展」させることはできないのかね。色んなところと提携することができそうな気がする。でも、このままでもいいのか。静かな学び舎。広いキャンパスに平屋の木造建築。スゴク、味のある学校です。来てくださった方、熱心に聞いてくださった。有り難うございました。今後ともよろしく。
九十分の講演を終え、編集さんと垂水へ。食事をしながらしばし歓談。ホッとしたせいか、ボクとしては飲みすぎ、かなり酔ってしまった。
家に帰って、パタングー。でも、一時間ほどで目が覚めて、「地球温暖化」の録画を見た。次の準備をしなきゃ。
「マイナ保険証に一本化 きょうから」「〈現行〉も最長一年有効」「来春 運転免許も一体化」「スマホに機能搭載」何だかSFの世界みたい。「マイナンバーカード=個人のすべて=スマホ」なくしたらどうする。と、つい考えてしまう。チェック機能は付くだろうけどね。